一般社団法人　ヒュッゲ美育協会
Hygge Aesthetic Culture Association

「美を通して........」

人は古来より自然界から暮らしのなかへ「彩り」や「粧い」を取り入れて、その美しさに惹かれ五感を磨いてまいりました。
「美や色」は、ノンバーバルコミュニケーションとして、大きな可能性を秘めています。
「美容」は単に容姿を美しくする術だけでなく、美しく装うことは、情動の活性化につながり・仕事や物事に取り組む姿勢、豊かな人間関係づくりの一助となります。
社会的、心理的な側面にはたらきかけるチカラをもっています。
「美」のチカラが、人の心を豊かに育み、健康で笑顔あふれる社会にできると信じ、美の可能性を追求し社会の貢献に取り組んでまいります。

福祉の「福」も「祉」も、ともに「幸福」を意味する言葉です。誰もが健康で豊かで笑顔の絶えない幸せな生活を願っています。
超高齢社会に突入する我が国は、これからを担う若者に、「老いる」こととはどういうことなのか、また老いることの切なさもふくめ、具体的にどう理解し、どう支援してほしいいのかを伝えてはいません。核家族が増え、世代を超えた交流の場は少なく、人が老いる現実を若者は知る機会も学ぶ機会もありません。人間形成に関わる社会性、総合的な人間力の育成を目指している中で、大事な何かが不足していると感じずにはいられません。
人を愛し、認め、老いることを共に学び育む「共育」の時代がきました。私たちは、ヒュッゲの言葉どおり居心地の良い空間を意識し、次世代に良い形でバトンを渡すこと、五感に響く美の可能性を携えて、人びとを元気にすることの価値を高めたいと考えます。